【ネタバレ】映画『インターステラー』の個人的考察!テーマは「愛」。

【ネタバレ】映画『インターステラー』の個人的考察!テーマは「愛」 映画

noteでも執筆しましたが、私のおすすめ映画『インターステラー』の紹介記事です!

ネタバレになってしまうと思うので、ご注意ください!

私自身、とても感動した映画『インターステラー』の個人的な考察です!!

「インターステラー」のあらすじ

近未来、異常気象とそれに伴う食糧難によって、地球の寿命は尽きかけていた。

元宇宙飛行士のクーパー(マシュー・マコノヒー)は、ある日、娘のマーフ(ジェシカ・チャステイン)から部屋の本棚から勝手に本が落ちる現象を伝えられる。マーフは心霊現象だと信じていたが、クーパーはこれが、重力波を使った何者かによるメッセージであることに気づく。

メッセージによってNASAの秘密施設に導かれたクーパーは、居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれる。

彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。

地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤し、悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?

出典:映画『インターステラー』予告編

「インターステラー」の作品情報

タイトル情報

タイトル:「インターステラー」
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン, クリストファー・ノーラン
制作:2014年
時間:169分
制作国:アメリカ
原題:Interstellar
配給:ワーナー・ブラザース映画

監督情報

クリストファー・ノーランは、イギリス出身の映画監督・映画プロデューサー・脚本家です。

新作を発表するごとに大きな話題を呼び、「時間を操る男」「映像の魔術師」あるいは「現代の巨匠」。さまざまな異名で呼ばれるクリストファー・ノーラン。

キャリアの転機となった『ダークナイト』3部作や『インセプション』(2010)『ダンケルク』(2017)などの作品で知られています。

『フォロウィング』(1998)から『TENET テネット』(2020)まで、映画監督クリストファー・ノーランの作品づくりとパーソナリティに迫る書籍『ノーラン・ヴァリエーションズ クリストファー・ノーランの映画術』が2021年1月29日に発売されました。

                                                                                                                              

おもな登場人物(キャスト)

クーパー(マシュー・マコノヒー)

元宇宙飛行士で現在はトウモロコシ農場を営んでいる。

マーフィー(ジェシカ・チャステイン)(マッケンジー・フォイ)

クーパーの娘。

アメリア博士(アン・ハサウェイ),ロミリー博士(デヴィッド・ジャーシー),ドイル博士(ウェス・ベントリー)

クーパーとともに共に未知の銀河系に向けて出発する。

動画配信サイト

『インターステラー』を視聴できる動画配信サイト一覧です。

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『インターステラー』の個人的考察

映画『インターステラー』の内容を個人的に考察しています。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

私が注目するポイントをご紹介していきます。

テーマは愛

「インターステラー」に描かれている一番大きなテーマは、愛だと思います。

SF映画ではありますが、根底にあるのは、「人類の愛」という重要なメッセージ。

「人類を救うのは愛」という人間的かつ宗教的なメッセージが込められた作品ではないでしょうか。

作中に出てくる言葉がそれを物語っています。

愛は観測可能な力』だから。

愛は私たちにも感知できる。時間も空間も超える。』

非科学的なようで、科学的。

そう、だって頑張っている姿をみれば、ヒトは頑張っていると思うから。

「ラザロ計画」とは?

プロジェクトの最高指揮官であるブランド教授の説明によれば、ラザロ計画にはプランAとプランBの2つがあると説明されています。

プランA:宇宙ステーションを打ち上げて全人類を脱出させる

もしも新しい惑星が見つかったとしても、すぐにそこに移住できるわけではなく、移動だけでも途方もない時間がかかりますし、新しい惑星で生活するための施設等の建設もしなければなりません。そこで計画されたのが、移住の準備が整うまでの居住空間となる、巨大な宇宙ステーションの打ち上げでした。

プランB:別の惑星で受精卵を人工培養

万が一、方程式が解けなかった場合のためのバックアップ・プランと説明。受精間もない卵子を保管庫に入れて厳重に管理し、移住先の惑星で人口培養する計画。このプランの目的は、あくまで種の保存であり、地球に残された人類が滅亡することにかわりありません。

プランAの巨大宇宙ステーションの打ち上げには、重力をコントロールし、巨大な物体を浮上させるための方程式を解明する必要がありますが、クーパーが旅立つ時点でこの方程式は解明に至っておらず、代替案としてプランBが用意されていました。

つまり人類を救えるかどうかは、新しい惑星を探すクーパー達だけでなく、方程式の解読に挑む学者たちの手にもかかっていたのです。

ところが、プランAには大きな大きな“問題”がありました。

重力の問題を解き明かすためには、ブラックホールの内側(特異点)を観測する必要があるが、外側(事象の地平線)からは絶対に観測できないのです。

かといって内側に入ってしまうと、ブラックホールから脱出不能になってしまいます。

ブランド教授は方程式は絶対に解けないことを知りつつ、それを隠していたのです。

人類を救った「モールス信号」

ブラックホールへと吸い込まれたクーパーは、人類初のブラックホール内部への侵入を果たします。

無数の立方体が積み重なった”五次元空間”に辿り着き、この空間が過去や現在、未来と繋がっていることに気づいたクーパーは、「あるデータ」をモールス信号でマーフに送ろうとするのでした。

そのデータとはブラックホール内で蓄積された”重力”に関するデータであり、「プランA」の方程式を解読するカギとなるものでした。

マーフが幼少期の頃から感じていた「心霊現象」の正体は、人類を救うため父から娘へ送られたメッセージだったのです!

人類は救われた?

映画のラストから、宇宙ステーションの打ち上げに成功して地球を脱したと理解できますが、果たしてこれで人類は救われたのでしょうか。

ラザロ計画のプランAを思い出してみてください。

そう、あくまで人類は地球を脱出したに過ぎず、ラザロ計画はまだ途中段階といえます。

エドマンズ飛行士の惑星に人類はまだ到達しておらず、アメリアも救助されていません。

しかし、「移住可能な惑星が見つかった」という報告は宇宙ステーションにも伝わっている様子。

人類がアメリアの元に辿り着き、本当の意味でラザロ計画が完遂する日も近いのでしょう。

クーパーのメッセージは愛する娘に届き、彼女は見事にプランAを実行しました。

また、アメリアも、愛する恋人の元に向かうことで新天地となる惑星を見つけることができたのです。

科学的な根拠や理論などではなく、時空を超えた”愛”によって人類の未来は切り開かれたのではないでしょうか。

おわりに:『インターステラー』の感想

クリストファー・ノーラン監督が壮大な宇宙を舞台に「人類の愛」を描いた作品です。

SF映画と思いきや、科学的な考証とともに、愛あふれるエモーショナルなストーリーが描かれていました。

感動しいの私は、号泣必須です。

確かに、宇宙に関する難しい用語が多い作品ですが、純粋に、壮大な宇宙の不思議を体験することが出来ますよ。

そしてノーラン監督が何よりも伝えたかったメッセージが「人類を救うのは愛」であると感じました。

ALL YOU NEED IS LOVE』愛こそが全て

この言葉にこの映画は集約されています。

SF好きはもちろん、家族愛に浸りたい人にも是非見ていただきたいこの作品。

少しでも、その魅力が伝わっていれば幸いです!

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