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絵本「100万回生きたねこ」あらすじと感想・読み聞かせのポイント!

「100万回生きたねこ」見出し 絵本
「100万回生きたねこ」のあらすじ

 100万回死んで、100万回生きた猫がいました。
その猫は立派なトラ猫で、みんなに愛されて生きてきました。
100万人がトラ猫を可愛がり、100万人がトラ猫の死を悲しんだのです。
猫自身は、ただの一度も悲しんだことはありません。
ある時、猫は飼い主のいない、のらねこになります。
そこで、白く美しい猫と出会い、大切な真実に気づくことに…。

生きる幸せとは何なのか、考えさせられる絵本です!

「100万回生きたねこ」の作品情報

タイトル情報

タイトル:「100万回生きたねこ」
作・絵: 佐野 洋子
出版社: 講談社
発行日:1977年10月
ISBN:9784061272743

読み聞かせ情報

対象年齢:あくまで目安ですが、6~7歳におすすめです。
大人が読んでも深いテーマですね。

読み聞かせにかかる時間:7分以上

「100万回生きたねこ」感想・読み聞かせのポイント

いのちのおもみ

100万回も生き返っていろんな飼い主に愛されてきた経験を持つ猫ですが、
これまで一度も、死を悲しんだことがありませでした。

自分が愛した、たった一匹の猫に愛された猫は、なにをおもったのでしょう。

この世に生まれた意味を問いかける絵本でもありますね!

誰かを愛する幸せ

大人になった今だからこそ、抱く感情かもしれません。

子どもの頃の感想は、何回も生き返った猫という印象で、最後はかわいそうだなと思いました。

ひとを愛するという経験をした今だからこそ、その寂しさや幸せを感じるのかもしれません。

幼いお子さんに読み聞かせてわかってもらうのは、なかなか難しそうです。

おわりに

2月22日の猫の日に合わせて、あまりにも有名な佐野洋子さんの絵本をご紹介しました。

最後に猫が生まれ変わらなかった理由は、ひとによって解釈がちがうと思います。

自分よりも大切なものができると、強くもなるし、幸せも倍増です。

大人になった今こそ、読んで欲しい絵本です!

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