「ちいさいおうち」の作品情報
タイトル情報
タイトル:「ちいさいおうち」
作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子
出版社: 岩波書店
発行日:1965年12月16日
ISBN:9784001105537
読み聞かせ情報
対象年齢:あくまで目安ですが、4歳~5歳におすすめです。
読み聞かせにかかる時間:15分以上
長めの絵本なので、読むのも一苦労ですね。
子どもと一緒に細やかな絵もじっくり眺めたいです!
メディア展開
絵本「ちいさいおうち」がモチーフとなった、中島京子の小説があります。
タイトル:小さいおうち
著者:中島 京子
出版社 : 文藝春秋
文庫本が発売されています。
この小説が原作の映画もありますよ。
「ちいさいおうち」感想・読み聞かせのポイント
うつりゆく時と変わらないちいさおうち
時代がすすみ、街が便利になっていく一方、ちいさおうちは変わらないままです。
主人公のちいさいおうちは、ページの真ん中にいつも描かれ、周りの変化が定点観測で表現されています。
ちいさいおうちの周りに高層ビルが立ち並び、「もう いつはるがきて、なつがきたのか、いつがあきで、いつがふゆなのか わからない」都会へと変わってしまった寂しさを感じました。
細やかで美しいデザインにも注目して、お子さんと一緒にじっくり眺めたいですね!
自然をいつくしむ心
ちいさおうちを読んでいると、バージニア・リー・バートンの自然を愛する気持ちが伝わってきます。
四季折々の美しい移り変わりが魅力的に表現されていて、季節の移り変わりを感じるのです。
便利な街の中の方が良いという考えもありますが、その代償として環境破壊があります。
深いテーマですので、小学生の読書感想文にも役立つおすすめ絵本です。
みんなで読んで盛り上がるタイプの本ではないので、じっくり絵を眺めさせて、ゆっくりと時間のある時に、読み聞かせしたいですね!
おわりに
私自身が小さい頃から大好きだった絵本「ちいさいおうち」をご紹介しました!
興味をもっていただけると嬉しいです。
バージニア・リー・バートンは、展覧会に行くほど好きな作家さんなので、また他の本もおすすめしたいと思います。
絵本は子どもに読んであげたいのも、もちろんですが、大人が読んでも奥が深いものです。
ぜひ手にとって、みてください!!
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