2022年3月現在、妊娠7ヶ月の私ですが、1月の糖負荷試験で妊娠糖尿病にひっかかってから奮闘中です。
同じような境遇の方の参考に少しでもなればと思い、執筆しています。
妊娠糖尿病と言われてから、色々と調べましたが、食べることが人生の楽しみの一つである私にとってはつらく不安なものでもありました。
食事を見直すきっかけになりましたので、備忘録として、ポイントを整理したいと思います。
妊娠糖尿病とは?
妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。
公益社団法人 日本産科婦人科学会
なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めませんが、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。
要は、妊娠中に血糖値が上がってしまう症状です。
血液検査の結果で、判断されますよ。
血糖値が高いとどうなるの?
胎児が大きくなりすぎるなど、難産になる可能性があがります。
胎児の肺や肝臓(黄疸など)の障害が出やすくなったり、出産時に胎児が低血糖、低カルシウム血症になるなどの危険があるそうです。
私自身、調べると不安なことがボロボロと出てきて、色々と心配になってしまいました…。
どうして妊娠中に血糖値があがりやすいの?
血糖が高くなるのは、胎盤からインスリンを効きにくくする物質がでるためです。
妊娠週数が進み、胎盤が大きくなれば、さらに血糖が上がっていく可能性があります。
一般的には、出産後には血糖が正常に戻ります。
産後も通院や定期的な健診が必要になるそうです。
妊娠糖尿病の治療
食事療法でも血糖値の改善がみられない場合は、インスリンを使用することになります。
糖尿病の飲み薬は、色々ありますが、妊娠で安全が確立されているのはインスリン注射だけです。
妊娠糖尿病について参考になったもの
インターネットや本で調べて参考になったものをご紹介します。
他にも、Twitterや色々な方のブログなどでも励まされています!
YouTube【12人産んだ】助産師HISAKOの子育てチャンネル
助産師HISAKOさんのYouTubeチャンネルです。
妊娠糖尿病について、長いですが、分かりやすく説明してくださっています。
妊婦糖尿病についてのYouTube再生リストはこちらから。
宗田 哲男氏の著書
上記のYouTubeチャンネルでも紹介されていましたが、糖質制限をすることによって健康になるという、今までの赤ちゃんのために炭水化物が必要だという説を覆す主張をなされています。
YouTubeの動画もありますが、本がわかりやすかったので、おすすめです。
タイトル:ケトン体が人類を救う
出版:光文社(2015/11発売)
ISBN:9784334038892
タイトル:産科医が教える赤ちゃんのための妊婦食
出版:アチーブメント出版(2020/01発売)
ISBN:9784866430645
とりあえず、読んでみると良いかもしれません。
はあちゅうさんのブログ
はあちゅうさんのブログには、励まされました。
旦那さんとのやりとりにも親近感。
賢者の食卓という血糖値をゆるやかにあげてくれる成分も学ばせていただきました!
妊娠糖尿病の実体験
私自身が実際に体験したお話をしたいと思います。
病院によっても、基準値など色々と異なる部分があるので、参考程度にみてくださいね!
経口ブドウ糖負荷試験を受けました!
忘れもしない、1月7日の朝、空腹のまま甘いアップル炭酸ジュースを飲まなければならず、悪阻と炭酸の苦手な私にはまさに苦行の検査でした.…。
ブドウ糖溶液(炭酸)を飲む前と、飲んだ後の血糖値の変化をみるのです。
飲む前、飲んで60分後、120分後に血糖を調べるので、3回も血液検査をしなければなりません。
血はとられるわ、あざにもなってしまうわで、悲しいところに、検査結果がひっかかってしまい、妊娠糖尿病となってしまったわけなのです。
自分で血糖値を測定!
すぐにインスリンを使用するのではなく、とりあえず自分で血糖値を測って様子見することになりました。
目標の血糖値
食前100未満
食後120未満
とのこと。病院によっても目標値は異なるようです。
私の場合、週に2日毎食後2時間、週1日は各食前血糖を測定してみるよう言われました。
自分で針を刺して、血糖値を測らなければなりません…。
地味に痛い。
妊娠糖尿病の食事について
私の場合ですが、妊娠5ヶ月のときで、食事は1日1600㎉が目安と言われました。
その時点では、3食おおむね均等に食べて、間食は控えるようにとのこと。
おやつではなく、デザートとして食事に含めるようにと言われました。
調べたところ、6食に分食して、捕食を食べる方法もあるようです。
とりあえず、1月の間、自分なりに奮闘し、食事メニューを記録してきました!
2月の健診で、赤ちゃんの大きさも週数相当、引き続き血糖値を記録していくようにとのこと。
栄養指導を受け、1日1900㎉摂取が目安と言われました。
そして、3月、栄養士さんのお話で、炭水化物が少ないと指摘されます。
炭水化物を摂取しないと、油などだけが赤ちゃんにつたわってしまい、赤ちゃんが将来太りやすくなる可能性があると言われました。
糖質制限派の意見と食い違いますが、赤ちゃんのためにどっちが良いか悩んでしまいます…。
食事療法のポイント
妊娠糖尿病の食生活において、個人的に奮闘してきた過程で、気付いたことをまとめています。
血糖値が上がりにくくなる工夫をご紹介するので、少しでも参考になれば幸いです。
①食事の時間を一定にする
朝、昼、晩と3食、一定の量の糖質を摂取すると血糖値が上がりにくかったです。
空腹のところに、いきなり食べると、血糖値も急激に上がってしまいます。
一定のリズムでバランスよく食べるのが大事かもしれません。
②食べる順番
野菜ファーストというのは有名ですが、食べる順番も重要です。
私の場合、一番初めに、ところてんやサラダを食べています。
ところてんは水溶性で、「賢者の食卓」と同じように血糖値の上がり方をゆるやかにしてくれますよ。
野菜→タンパク質→糖質の順番に食べましょう!
③品数は多い方が良い
私の場合ですが、品数が多い食事の方が量を食べても血糖値が上がりにくかったです。
糖質オフのカレーやそば、丼物などよりも、副菜多めの幕の内弁当のようなイメージの方が良いかもしれません。
すぐに食べ終わってしまう食事だと、糖の吸収が優先されやすいようでした。
外食だと、「おぼんdeごはん」の定食メニューのような感じです!
時間をかけて食べられる食事だと、お腹いっぱいにもなっておすすめです。
④動けるときは動く
食後30分~1時間以内に散歩すると効果が絶大です。
妊娠中は、なかなか運動も難しいと思いますが、無理しない程度に動くと、同じものを食べた後でも、血糖値の上がり方に差がでますよ!
お医者さんに安静にするよう指示されていない場合は、できるだけ動きましょう。
おわりに
妊娠糖尿病についても、色々な情報や主張がされていて、不安な方も多いかと思います。
人によって、血糖値があがりやすい食べ物も異なることもあるようで、自分に合ったものを探すのが大事かもしれません。
私自身、みなさんのTwitterでの食事記録を参考にさせていただきつつ、試行錯誤の日々です。
元気な赤ちゃんを産むために、あと少しの間、頑張っていきましょう!
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